Baba Yetu

中学のとき、「Civilization」というゲームを歴史の授業で初めてプレイした。
簡単にいうと、ターン制のシミュレーションゲームでプレイヤは自分の文明を築き上げていくというゲーム。
当然ゲームなので実際の歴史とは大きく違ったものになるけれど、発明がどのような影響を世の中にもたらしたか、他国との戦争がなぜ起こるのか、外交がいかに大切か、そういったものの「雰囲気」を経験できた気がする。

歴史で避けられないトピックの一つに第二次世界大戦がある。
当時アメリカの現地校で唯一の日本人だった僕は、「リメンバーパールハーバー」とよく言われた(虐めまではいかなかったが)。
いろいろ言い返したかったが、言い争えるほど英語ができなかったので悔しい思いをしていた。
そんな時、先生がこのゲームを使ってみんなに説明してくれた。
いろいろ追い詰められた時、生徒たちの文明が生き残るために取った行動は資源確保および弱い国への侵略。
日本がとった行動が正しいわけではないけれど、追い詰めたことも事実であり、またそういう時代であったことを忘れてはいけないと先生が言っていた。
歴史を学ぶときに1つの出来事(結果)だけに縛られてはいけない。
事件の背景、その前後をみて学ばなければいけない、と。

Civilization IV オープニング

http://www.youtube.com/watch?v=IJiHDmyhE1A


おっさんになった今、仕事では全体像を意識するようにしているのに、歴史感や人間関係ではスケールの小さい人間になってしまったかもしれない。
久しぶりにCivilizationのオープニングソングを聞いてそう感じた。

大枠では鳩山さんの友愛精神も間違っていないのかもしれない。
ゲームなら10ターンぐらいで滅びるとおもうけどね。